ごあいさつ

 

 

ブログ fwoo-K(フウケイ)by Chieko Semba

 

フウケイ。 ソレ ハ ヒト ガ トラエル  セカイ ノ スガタ 

誰かがみている風景、私にみえる風景、どこかから見る風景、何かがうつった風景、誰かのいる風景・・・

同じ場所にいても、目に映る風景や、換気される思い、広がり深まる思考は、ひとりひとり違います。その人がいる風景、その人が伝える風景が、また、誰かの次の風景として捉えられ、未来の世界の風景は、人の思念によっても変わっていくような気がします。

未来をつくる風景の素材、そして、今つたえたい想いの断片を、集められたら・・・と思います。

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●仙波 千恵子(せんば ちえこ)プロフィール
東京 高尾にうまれ、現在も在住。 育児をしながら、 書籍・雑誌・WEBの、編集・企画・取材・執筆・広告プロモーションを手がけ、教育、女性の生き方、ワークスタイル、途上国の児童労働問題、地域振興などをテーマに配信。
学習塾での室長、広報責任者の経験もあり、幼児〜高校生までの学習コンテンツの企画制作や、講師としての授業も。

コンセプト:ひとりひとりの人生を大切にすること、輝きを発掘し続けること、それが問題解決につながるような、生き方・働き方・育て方を模索すること、それを見つけて書き表すこと。


 

《ごあいさつ》

はじめまして。

大学生のときにアルバイトではじめたライターや編集の仕事を、色々なことのかたわらで続けてきて、今40代を過ごしています。

19歳のときに初めて書いた取材記事は、大学入試予備校の機関誌の原稿。取材しながら、書きながら、読んでいただきながら、そして、仕事を教えていただきながら、社会や人生、自分に向かい合わされ、学びました。そんな風に始まった仕事を、変化する生活にまみれるような形で続けてきたので、今も私の每日は、仕事やプライベートが、気になるテーマを軸に複雑に絡み合って過ぎていきます。

学校とは違った形ですが、「教育」というテーマがずっと身近にあり、新しい教育を追求するような学習塾や幼児教室の講師もしてきました。教育の世界が大きく動いていると言われる今も、本当に必要な教育をとの思いで、教材を作ったり、ディスカッション授業などの教育コンテンツを模索したりしています。

それから、もうひとつ。ずっと身近なテーマが「自然」です。自然環境だけでなく「自然な暮らし」も。「教育」とともに、人を自由に幸せにし社会を豊かにすることと関わっていると思う、この2テーマ。私自身が、子どもの頃からこだわりを感じてしかたがないテーマです。

自然を考えると、「地域」というテーマも目に入ります。私は、東京郊外の高尾の地域に生まれ育ちました。いまも高尾山の近くで暮らしていて、高尾ならではの自然や文化や暮らしが活かされた形で発展してほしいと思っています。また、全国各地の地域おこしのとりくみについての取材をしたり、交流させていただいたりもしてきました。これからの人生をどこでどう過ごしてくかも、考えているところです。

出産と育児も体験し、3人の子どもが、10代の前半から後半までの年齢になったところです。かけがえのない日々で味わった、理不尽や不条理や、夢のような幸福や奇跡。その多くを、産んで育てて初めて知りました。それに素晴らしい知恵やスキルをお持ちの方々にも出会いました。今もまだ、見回すと、社会には、知られていないこと、適切に理解されていないことがあります。ですから、「子育て」「障がい」(知的障がいをもつ子がいます)や、社会保障などのこと、お伝えし続けたいです。

そして、子どもの産み育てにまつわることが、もっと自然に自由に幅広く選択できる社会であってほしいです。経済や何かのゴールを大目的にするのでなく、個人も社会も幸せになることをゴールにしての様々な支援や制度が、厚い層で構築される社会を夢見ます。これらのこと、私も、自分の見えるものを切り口にして、「女性の生きかた」や、これからの社会のための「働き方」というテーマでもお伝えできるといいです。

そして、これらのことすべて、これを実現するのは「人」であることに思い至ります。そのために、人間とは、どんな環境でも、人と手を携え課題を解決してより良い世界を作っていく生き物であることが大切と思うのです。そして、そのような次世代を育てる教育を、と、また思いはめぐります。

これはとても難しいことで、自分の暮らしの中の実現としても、「人と人との関わり方」というのも考えるようになりました。身近な大事な人をきちんと大事にして一緒に幸せになるには? ひとりひとりの個性を認め、自分もそれを発揮してのびのびいきいきと生きていくには? 多様な文化や価値観、あり方を越えて、ともに手を携えて問題を解決するには?・・・と。そのための理論やスキル、それから、それら何もいらないぐらいの愛や自己肯定感(自尊心)のことなどを追いたいと思っています。私自身が学び続け、自分の苦手を次世代のカルマにしてはいけないと感じているものです。

上記のようなテーマが絡む、私の場所から、目に映るものや感じる想いがあります。そんな風にひとりひとりが自分なりの「風景」を見ながら、人は社会で暮らしているのだと思います。

近年SNSなどが活発になって、そこで私は日々の徒然も書くようになり、以前から書いていた自分のブログの位置づけが曖昧になっていました。そこで、今回、ブログはリニューアルしてよりオープンな配信の場に。より個人的な日常の報告はSNSでさせていただこうと思っています。facebookでのお友達のみなさまには、とくに温かく力強い支えと刺激をいただいています。

誰かが見ている風景。私に見える風景。何かを視界にいれてみること。解き放つこと。色々な場所を色々な目で見ること。大切なものから目をそらさないこと。不意に見える何かに胸がいっぱいになること。それを伝えること。受け取ること。

そのようなことが交錯するうちに、それぞれの目にうつる世界も変わっていき、自分や社会の新しい今や未来が生まれていくのだと思います。このサイトが、そんなことのきっかけになればと思い、風景『fwooK』と名づけました。

 

あなたは、どのような風景をつくりますか。
あなたの風景の素材に、何をえらびますか。
あなたの風景を、愛する人は、だれですか。

 

これが、ここでの私からの問いかけです。私の等身大の切り口ですが、なにか「風景」の素材を、提供できたら嬉しいです。

色々なところ、色々な形でご縁をいただくみなさまに育てられ支えられて、今があります。これからも、たくさんの方々とお互いの風景を伝え合い、重ね合い、生み出し合いながら、つながらせていただけたら嬉しいです。

仙波千恵子

 


 

なぜ書くのかということ。

〜等身大の気楽な投稿もしていきますが、根底には、私なりの書くこと、発信することへの思いがあります。それを書いてみたいと思います。〜

●未来のために

時はいつも流れていますが、いま、日本の社会は大きな何かを迎えようとしているようです。2020年問題、30年問題・・50年問題などの話題が目につくようになりました。この問題をいち早く世に伝えたいとする企画の話題などが、少し前から、私の仕事周辺でも出ています。

そして、やはり、取材をしながら、教育に思いを馳せながら、ご縁のなかで新しい動きや考えを教えていただきながら、そしてデータを見ながら、おしゃべりしながら・・・、来たるべき未来を前に、今、私の見えている風景について、黙っていてはいけないような気にさせられています。

今、母としては、産み育てる段階から未来に送り出すステージに移りつつあります。また、仕事で授業をさせていただいてきた生徒のみなさんも瞬く間の成長中。私自身は、現在の社会の責任をとって去っていく世代になろうとしているのを感じます。

けして品行方正な生き方ばかりをしている身ではないですが、未来の社会を思うと、なんとしてもこれだけは私たち大人がしておかなければと思うことも出てきました。「なぜ書くか」という私の自身への問いの答えは、そこにつながるように思います。

 

●その誰かのために。そこから社会も変わるかも。

人生には色々なことが起きます。これまで、人とのつながりに支えられ、助けられてきました。深い幸せもたくさん知ったので幸福だとは思いますが、泣くことも多い人生だなと少し感じています。

そんな中、情報が氾濫している現在でも、本当に役に立つたすけが困った人に届いているかというと、そうとも言えない、ということが木になります。自分が体験してきたからです。むしろ情報が足りなかったり誤っていたりするために、人生や社会にひずみが出ているケースもあるように見えます。

また、私のものの見方や感じ方に似た人が、周囲にとても少ないときがあります。私の視野が狭かったり偏っていたりする場合もあるでしょう。しかし、どんなに少数派でも、たとえ自分ひとりで孤独でも、その感覚や考えが、とても大事で譲れないとき、あとから振り返っても正しかったと思うときもあるのです。

そして、それをなんとか文章化すると、本当に小数の(ときにはたった一人だったりしますが)、同じ気持をもつ誰かに届くことがあります。そして、そこから小さな温かいさざなみがあたりに広がり何かが変わっていくのを、メディアを通してでも感じるような不思議な時があるのです。

感覚的な話ですが、そんなときに、自分が、ささやかながら書くということを生業にしている意味を知る気がします。市場の動き、物理的な距離をもこえて伝わるような何かを自分が、書くご縁をいただいているときがあるような気がするときです。

私自身も、現在進行形で、知りたいこと、答えのほしいことがあります。それを探しながら、私が私の言葉でお伝えできることを、必要な言葉が適切に伝わるお手伝いをするためにも、書いていけたら嬉しいです。

 

●どの風景も美しい。そして、新しい風景。

すべてのものが美しく、すべてのものが良い未来へのきっかけを、本質的に備えていると思います。人、自然やモノ、現象、そして自分にも、すべてのもののなかには、それぞれ独特の輝きがあるようです。

そのなにか大事な美しく輝くものを、みつけだしたい、その形をとらえて表現させたい、したい。それが、私の思う「教育」で、「芸術」で、私にとっての「書く仕事」です。

たとえば、写真家さんは写真の形で、この世界の風景を私たちに届けてくれます。そして、そこから生まれるシナジーが世界をつくる。それと同じように、人や世界の輝きの風景、それらが輝くための風景を、私は、書きあらわしたいと思うのです。