北斎の画のなかに、人のような猫がいるのが見えるでしょうか。

八王子夢美術館で、本日からおこなわれる「特別展 ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL × HOKUSAI」。
この大きなネコは、ヒデヨシ君。

10代の私にとって、絶対的に必要だった世界のひとつがアタゴオルでした。地元八王子での展覧会。がんばって時間を作って、行ってみたいと思っています。
ますむらさんは、宮沢賢治に強く影響を受けていることでも知られています。「アタゴオル」という世界は、「愛宕(あたご)」という地名から生まれているそうで、ほかにも、ますむらさんは、自身の出身地で賢治のゆかりの地でもある「米沢」の名から「ヨネザアド」という世界も創出。賢治が岩手(いはて)をもとに「イーハトーブ」という架空の世界を描いたと言われていることにも、通じます。

今回の展覧会では、下記のとおり、興味深いイベントも。
私は、羊毛細工が大好きなのですが、羊毛のヒデヨシくんって・・!!! 大人向けにも開催していただきたいぐらいですー!
特別展
ますむらひろしの北斎展
ATAGOAL × HOKUSAI
会期
2016.2.6(土)- 2016.3.27(日)
開館時間
10:00-19:00
ただし入館は閉館の30分前まで
休館日
休館日 月曜日
ただし、祝日の場合は開館し翌日休館
会場
観覧料
一般:500円[400円]
学生(小学生以上)・65歳以上:250円[200円]
[ ]内は15名以上の団体料金
未就学児無料 土曜日小中学生無料
展示内容
猫と人との理想郷を描いた漫画「アタゴオル」シリーズで知られるますむらひろし。「アタゴオル×北斎」は、それらに登場するキャラクターが北斎浮世絵に入り込んだ異色作です。北斎の浮世絵にますむら流ユーモアと解釈が加わった「アタゴオル×北斎」を中心に「アタゴオル」シリーズの漫画原稿やイラスト作品などもあわせて紹介します。
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【イベント】
「ますむらひろしギャラリートーク」(申込不要)
ますむら先生に会場内の作品を巡りながらお話しいただきます。
日時 2月6日(土)午後1時30分〜2時30分
「ますむらひろしサイン会」(計2回 整理券配布)
日程 ①2月6日(土)②3月12日(土)
時間 午後3時00分〜4時00分
「羊毛フェルトでヒデヨシをつくろう」(計2回 要申込)
「アタゴオル」シリーズを代表するキャラクター立って歩く猫「ヒデヨシ」を羊毛を使ったフェルトアートで話題のフェルトアーティスト・中山みどり先生の指導でつくります。
日時 3月5日(土)①午前10時〜12時 ②午後2時〜4時
対象 小中学生(保護者の付添可)
定員 各回とも10名(抽選) |

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