祇園小石さんの京飴をもって歩いてみました。
ふとしたすきま時間に、少しこだわったものが手元にあると、気分転換もできて嬉しいです。
透明な色合い、なめらかな口当たり、とろりとした甘さ。
疲れた頭やからだを、じんわり包んでくれるような優しさ。
ひとつひとつに柄や個性があるのも、夢があって心が潤います。
こまかいあられが入ったものは、舌触りが楽しく、甘さとしょっぱさが絶妙。
自分の場を上手に彩ることができるのは、なんだか遊び心に満ちていて楽しいです。外向きモードの自分がふっと内側の自分に戻る瞬間
日本人として、和のものに触れることは、たしなみにつながると思います。また、良い意味で国境を意識したときに、自分たちのアイデンティティをつくりあげる要素のひとつが日本の伝統文化です。
そして、やはり、私たちは、その良さを味わえる環境にいて、それは特権とも言えるのではないでしょうか。これを、感謝して享受し、そして、伝えていくことで、文化が生きるのだと思います。
この飴は、夫の京都出張のお土産でした。となりに写ったカップは、デイケアに通うようになった祖母の作品。どこかモダンで気丈夫な大正生まれの祖母は、一族みなの誇りのような存在です。