夕焼けに出会う時。

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今年は、みごとな夕焼けによく出会います。金色と茜色と、それから空の青が残っていたり雨雲の影があったりと、なんとも言えず神秘的です。

SNSでも各地の夢のような写真が並びます。今年こんなに綺麗なのは、異常気象なども多いことと関係があるのか、それとも別の理由があるのか・・・。わかりませんが、そもそも空の風景は、とても不思議です。

私の生まれ育った高尾の町では西側に山があるので、夕焼けや日の入りは、山とともに目に入るのがふつうです。反対に、山の側からみると、東の方に東京の街が広がります。

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連なる山々と夕焼けをみると、私は、この空の下、地上でいまこのときに自分は生きているのだということを思わされます。

つかみどころもない大きく複雑な宇宙のなかの無限の時の流れのなかで、ほんの小さな自分が、このいまという瞬間に、人々や動物、植物たちと暮らしているという気持ち。それを感じた途端、同じ時間、同じ土壌で生きるすべての何かへのわだかまりがとけるような思いになります。

 

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これは、先日の日比谷ですが、都会の夕焼けも素敵です。
帰宅するとき、移動するとき、ふと何か気持ちのスケールが広がります。

夕方という時間も独特です。夜を迎える昼の最後の時間。黄昏時(たそがれどき)。

みるみる色を変え、ほんの数分で消えて夜になっていくことや、その空に出会えるのは幸運な一瞬であることが、なんともせつなく感じます。

このせつなさのなかで、夕焼けを一緒に見られる人や、この感動を撮って送る相手がいると嬉しい。けれど、私は、せつなくなりすぎてしまうので、日が暮れたあとに、仕事や約束があるぐらいが、ちょうどよかったりするのかもしれないです。

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これは夜になろうとしている日比谷公園

高尾山では、夏の期間は、夜景も楽しめるビヤガーデンが好評。子どもたちが楽しめるお料理もあると地元の友人たちが言っていました。今年は、6月15日〜10月15日までの開催で、もう50周年にもなるそうです。


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