8月15日よるの放送とのことです。先日、番組のタイトルが発表されました。瀬戸内寂聴さんのお話もあるとのこと。MCは、久米宏さんや綾瀬はるかさんだそうです。
すでに放映されたパート1では、私の住む高尾の町の空襲もドラマ化され、生き残った方の証言なども放映されました。(ホームページでダイジェストが見られます)
実は、たまたま、この番組のロケを見かけました。俳優の佐藤浩市さんが、高尾駅に今も残るB29の銃弾跡をご覧になっていて、怒ったような深刻なお顔と雰囲気が忘れられません。
後日、この番組だったと知り、納得しました。この日の駅を、忘れないでいようと思っています。
番組を見ているあいだ、それは、ひとことでは言えない時間でした。facebookやTwitterで、同じ時間に見ている方々の声も読みながら、また、一部の方とやりとりもしながらの時間でもありました。
千の証言スペシャル「私の街も戦場だった II 今伝えたい家族の物語」(TBS)
必ず見たいと思います。
前回の番組を視聴して知ったこと、感じたこと、気づいたことをすべて言葉にしたら、莫大な量になりそうです。そのどれもが重要な何かで、当事者ならばなおさら、簡単に語り告げないはずだと、改めて思わされました。
番組は本当によく作られていると感じました。今回は、「千の証言」。千もの・・・そして、しかし、これでもまだ、この戦争のすべてではないという事実も、番組のスタッフさんは、伝えて下さっているように思います。
東京オリンピックを2020年にひかえています。
ナショナリズムというか、「自分の国」というものを意識すること、勝ってほしいと高揚したりすることが、国民に生じるのが国際的な大会です。
私もそのひとりです。アスリートのみなさんを応援したいし、元気もいただくことと思います。
ただ、頭のすみで、私は、スポーツに戦争のエネルギーと似たものが昇華されていることを感じてもしまいます。勝ち負けに興奮する自分たちの性(さが)を心の奥歯でかみしめながら、そこにスポーツマンシップが掛け合わされるところの叡智を思い、堪能しようと思ったりするのです。
(ちなみに、この本能を、もっともっと遡れば、戦争ではなく、命をつなぎ守るための自然との闘いの本能にいきつくのかなとも思います。また、『かもめのジョナサン』に描かれたような、人間の本来の挑戦と向上と高みへの憧憬などもあると思いますし。)
8月が近づくと、毎年、様々いろいろな角度から思いはめぐります。今年は、なおさらです。
「戦争をしない」ための動きは、平和への楔(くさび)を打つ形、平和を創る動きで体現していく・・・そうでありたい、あってほしい、と、夢見みる2015年の夏です。